ニキビというのは、言ってみれば肌で起きた炎症の一種です。
炎症を引き起こすのは主にアクネ菌(マラセチア菌のときもあります)で場所は毛穴。
毛穴が角栓で塞がれ、そこに逃げ場を失った皮脂やアクネ菌が溜まって、炎症が起きて悪化したものがニキビです。

比較的軽い炎症の段階で正しく処置せずに症状を進めてしまうと、炎症は毛穴の周りの組織や、ひどくなると恐ろしいことに肌の奥にある真皮にまで炎症が広がります。
ここで人体の復元力を感じるのですが、真皮の損傷に気づいた皮膚はダメージを元に戻そうとして、そこにコラーゲンを生産するのです。それも大量に。
この異常に大量なコラーゲン軍団はニキビが治っても撤退せずに残ってしまいます。
これこそがニキビ跡に月面クレーターのような凸凹ができるメカニズムです。

凹凸ニキビ跡をケアする外科的治療は?

凸凹になったニキビ跡を平らにする一般的な外科的方法はフラクショナルCO2レーザーです。
これは凹凸箇所をレーザーで故意に傷つけて、組織が本来持っている皮膚再生機能の働きを促して、凹となった陥没箇所が自然に塞がるのを待つ方法です。

このレーザー治療は肌が弱い方には不向きで、一時的とはいえ肌を傷つけてしまうからです。
炎症がまだ治りきっていない方も避けた方がいいでしょう。

レーザー治療に加えてもう一つ、ピーリングも最近用いられることが増えてきた治療法です。
最終的に皮膚再生機能を利用するのはレーザーと同じで、ただピーリングは皮膚の表面にある角質層を酸性の薬剤で溶かして再生を待つところが異なる点です。
肌が酸性となり肌バリア機能が弱まる期間があることが難点です。

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